高約59�僉�左右28.5�僉1�行29�僉�重約6.8kg。
《本来は寺院に不可欠だった仏舎利》
仏舎利(釈尊の遺骨又はそれに代わる貴石など)は仏像が誕生する前から礼拝され、伽藍の中心を成す存在でした。
これは日本でも同じでしたが、千年来の天災人災で大方が消滅し、舎利を持たない寺院が大方になりました。
本仏塔は強力な霊力を宿すといわれるヒマラヤ水晶の塊を宝鉢の形に刳り貫いて、舎利容器にしてあります。
旧蔵者は此の中に白檀の粉をぎっしりと詰め、その中に小さなガラス瓶にルビーの粒を収め、お釈迦様の血=仏舎利としてお祀りしていました。
その一部をお分け頂きましたので、仏塔と共にお納めいたします。
《氷河の化石だと信じられて来た、ヒマラヤ産の水晶》
水晶の宝鉢の正面には金銅の祠が付いて、中に銀の釈尊像を安置し、その光背にも14粒のルビーを飾ってあります。
この水晶は、地元の人々が「氷河の化石だ」と信じた独得の風格のある水晶で、強力な霊力が宿ると様々な仏具に使われて来た為、今日では本品の様に大きな水晶は得られません。
金銅の基壇には精巧な彫刻が施され、極楽浄土の大地を造るラピスラズリと屋外の激しい修行から身を守るトルコ石、宝積の象徴・紅珊瑚を鏤めています。
塔全体の姿は、仏教世界の中心に有ると説く須弥山(蘇迷慮)の姿になっています。
本品は2000年代初期の政治混迷期にネパールから米国へ移住された方の家宝としてお祀りされてきた物をお譲り頂き、前述の舎利を私共に分与し、残りはお持ちになられました。
仮に水晶があっても現在この価格では作れません。
箱なし。