537 石造宝冠仏立像(六朝・仏教が日本に伝来した時期の作)

537 石造宝冠仏立像(六朝・仏教が日本に伝来した時期の作)

総高(台座含む)53.2�僉�
像の正味高さ33.2�僉�
像本体の重さ2.8kg。総重量4.4kg。

わが国に正式に仏教が伝来(538又は552年)した時期の作。
中国では国宝になるクラスの作です。

この作は宝冠を被り装身具を着けているので菩薩と判ります。
宝冠を被った美青年の姿で佇んでいます。
往時は美しく彩色されていたと想像されます。

六朝は多民族社会でしたから、共存共栄のために仏教の普及が図られたり、民族意識の高まりから廃仏が行われ、仏寺は宝の山でも有ったから盗賊団の狙う所となりました。

小像以外に今日六朝仏の完好の作が殆ど無いのは、度々の廃仏令が如何に凄まじかったかを教えてくれます。
本品も「衣の裾と足」は、専門家による忠実な復元です。

仏像の破壊は役人の監視する中で、主に首を打ち落としました。
それで現存の石仏は鼻の欠けた物が大半です。
然し稀に作業者の信仰心から、顔に近い所に打撃を与えず、顔の完好なものが有ります。

本品は、作業に動員された人の信仰心が判る、貴重で美しい像です。

木製台付き。
1,400,000円(税込1,540,000円)