高10.8�僉8�径9.4�僉�重382g。
高麗青磁は宋代越州窯又は耀州窯の影響を受け創られました。
11〜13世紀が最盛期で、灰青色の美しい釉を開発しました。
当時は銀器よりも高価だったと北宋の使節が記しています。
然し高麗の陶工に品質管理の考えが無かったらしく、現存品には歪みや変色が多く、本品の様に完好な作は千にひとつと言います。
図紋も一々手彫りなので、量産に不向きでした。
釉に包まれた草木紋は、真作の場合線が細く、見えにくい作風です。
図柄鮮明な作は、基本的に偽物です。
偽物の多い理由は1990年代に、偽物の図録に載せた物を「復原」とせず「12世紀後期」などと表示して、販売したからです。
本品の様に草木紋が精密で変色も歪みもない物は国宝級です。
箱書きには「高麗青磁筒茶碗 銘水底の花 湖水の如き釉の下に精細なる線刻有り 水底に思はぬ花の苑ありと 知るも嬉しき高麗人のわざ 此主詠」。
桐箱入り。