545 ガラス製の仏舎利容器(六朝〜唐)

545 ガラス製の仏舎利容器(六朝〜唐)

高さ9.5�僉�最大径7.4�僉�重さ49g強。
わずかに青味を帯びた、ガラスの長頸壺に1か所「佛」と墨書きが有ります。

《西アジアで造られたガラス壺》
このガラス壺は六朝(220〜580年)から盛唐(713〜779年)にかけて、西アジアで造られたソーダガラスで、支那大陸で造られていた鉛ガラスに比べて、フワッと軽く、熱い内に息を吹き込んで中空で成形する「吹きガラス」の手法で造ってあります。

《草原ルートの伝来も有力ルートだった証拠か》
現状の本品は、中に何も入っていませんが、「佛」と墨書してあるのは、西方ルートで仏教が伝来した折りに、何かの聖遺物(仏舎利とか僧衣の一部とか)を収めてあったと考えられます。
わが国の仏教は支那大陸を経て入って来ましたが、漢末頃の支那大陸への仏教伝来は、草原ルートだったろうと、本品から推察できます。

《御所持の仏舎利をお収め下さい》
今、多くのお寺で大切にされている「仏舎利」は、水辺で採取した瑪瑙などの貴石です。
信仰のシンボルとしての役目を仮託されているのです。

本品は仏舎利その物ではありませんが、六朝から隋唐にかけて仏舎利の容器とされていた跡を留めている事は、多くが近世初期に仮託された仏舎利よりも価値が高いかも知れません。
(本品は普通のペルシャガラスの価格です。仏舎利容器としてのプラスαはしてありません。)

桐箱付き。
350,000円(税込385,000円)

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