048 秘色青磁の水盂(五代十国)

048 秘色青磁の水盂(五代十国)

高さ5.5㎝。径12㎝。重さ282.5g。

唐〜宋の移行期に建った小国群をまとめて五代十国と呼びます。
皆短命でしたが呉越国(907〜978)の様に、王の庇護の下ですばらしい文化の華を開かせた例も有ります。

秘色青磁はその一例です。
それ迄の古青磁の粗野を脱した青磁が産み出され、「秘色」と呼んで珍重されました。
秘色は庶民が禁じられた禁色の意味だとする説と、製法を秘したからだとする説が有ります。

陝西省の法門寺で初めて「秘色」と明記した紙を貼り付けた品が見つかり、その釉色がたまたま白っぽかったので、色の浅いのだけが秘色だと俗に誤認されています。
それは誤り。

本品は外壁に流麗な蔓草紋を線刻した名品で、高台裏にも器内も施釉され、宋磁の劣らぬ色沢
これが「秘色」です。
外壁に1箇所釉のちぢれが有ります。
「最初の官窯」とされる秘色政治の名品です。
2度と手に入らないと思います。

桐箱付き。
350,000円(税込385,000円)