天地2.3㎝前後。重さ不定(0.8〜2g強)。
西周(前1050〜前770年頃)は、南方から来る宝貝を独占して、臣下への褒賞品にしました。
これを貰うのは大層な名誉で、数束を貰ったのを記念して、諸侯がわざわざ青銅器を鋳造して手柄を誇った事が、青銅器の銘文から判ります。
やがて宝貝は通貨の様に使われる様になりました。
財・寶・貨などお金に類する漢字に「貝」が有るのは、その名残りです。
然し貝は内陸の人々に容易には手に入らなかったから、石や銅や鉛や土でそれを象った物を造りました。
この様に「包金(F1の解説を参照)」の装飾をした物は、恐らく王侯の墓に収めた副葬品と思われますが、後世に「昔の宝物」として時価取引もされた様です。
多くは包金が剥がれ「銅貝貨」として古銭収集家に愛蔵されています。
お買い得品。残数わずか。
プラケース入り。