814 貼銀海獣葡萄方鏡(隋〜初唐)

814 貼銀海獣葡萄方鏡(隋〜初唐)

1辺9�僉1錣慮�さ1.1�僉�重さ424.3g。

方形の海獣葡萄鏡は、それ自体が珍しいのです。
本品は更にその鏡背に銀版を張って、その上から精密で深い立体的な彫刻を施した名作です。

現代の彫金師で、これを再現出来る彫金師は先ず居ません。
それは唐代に於いて似た事で、本品は宮廷工房の中でもエリートが創り、通常の鏡に比べて遥かに高価だったろうと思われます。

この狭い鏡背の中央に、伏した雌の獅子と思われる獣を置いて、その周りの四方を守る様に、たてがみの有る(雄の)獅子型の獣が大きな目を開いてこちらを見上げています。

その周りは2本線の堤状の凸帯で囲まれ、8房の葡萄の実とその葉とを浮彫りして内区を構成しています。
その外側の「外区」と呼ぶ部分には、葡萄の房12個と、様々なポーズをした小鳥が浮彫りされ、中に蜻蛉や蝶が舞っています。

彫刻はシャープで、拡大鏡の無い昔、どうやってこれを創り上げたのか、判りません。
細工の精緻さと芸術性という点では、本品は大方の唐鏡を遥かに超える物でしょう。
手にお入れになった方の手で、本来の価値を世間に認めさせて頂ければ幸いです。

桐箱入り。
1,800,000円(税込1,980,000円)