528 宝石を嵌めた銀の仏飯器(ネパール20世紀前期=ラナ幕府時代)

528 宝石を嵌めた銀の仏飯器(ネパール20世紀前期=ラナ幕府時代)

高さ17.5�僉D招�19.9�僉�重さ1022g。

ラナ幕府は1950年迄ネパール王国を支配していました。
一族はヒンドゥー教徒でしたが、仏教を尊重し、仏教美術のすばらしい作品をも沢山残しました。

本品は新収穫の米を仏前に供える器で、ルビーを始めとする宝石を銀の胎に無数に嵌めて荘厳してあります。
頂部に大粒の化石珊瑚を頂き、ドーム型の蓋には諸宝紋(ほら貝等)を浮彫りした中に、金色の円で囲んだ霊鳥(鷲)や竜・虎・獅子を高肉彫りしてあります。
蓋の縁は粒状のトルコ石で飾ってあります。

胴部の口の部分は十二支の獣を金色に鍍金して高肉彫りしています。
諸獣の足元からは雲状の唐草が生え上がっています。

その下にヒマラヤを須弥山になぞらえた山岳を肉彫りし、そこに住む諸尊を金色に鍍金して高肉彫りしています。
四天王と思われます。

その上部は小さなルビーが1列にビッシリと嵌め込まれて縁飾りを成しています。
外界との間を仕切る大海は、トルコ石を1列に並べて暗示してあり、その下に朱色の化石珊瑚を蓮弁紋風に無数に散りばめてあります。

床と接すべき部分は、獣脚を3つ配してあります。

目を奪う様に精緻な作で、ネパール美術でこれ程の物を殆ど見ません。
1,800,000円(税込1,980,000円)