ウ1 銀象眼魚型提壺(遼代)

ウ1 銀象眼魚型提壺(遼代)

本体高34�僉�左右18.8�僉8�14.3�僉�重2.18kg。

遼は10〜12世紀にかけ、モンゴル高原から中国の華北地方,を征服した契丹族による王朝です。
遼の文物はその前の唐や漢民族の作から見ると野生味に溢れ、迫力があり、日本だけでなく、欧米にもファンが少なくありません。

本作は、青銅の胎に鱗などの文様を銀象眼で施してあります。
胴の上部は写実的に鱗を描き、下部は格子状、足元は魚の尾を思わせる文様に銀象眼を施してあります。

遊牧民の王朝だけに、一見粗暴な作ですが、その分迫力があり、個性となり、顔や鱗の丁寧さと相まり、魅力的です。

出土地が乾燥していたらしく茶色の銅色となった胎に、銀象眼に依る文様が銀色に輝いています。

漢代に似たデザインの
扁壺が出土していますが、本品は作風から見てやはり遼代でしょう。
立体的な彫刻で、銀象眼が華やかなので、恐らく制作当時から装飾用の威信具だったかも知れません。大珍品。

桐箱付き。
800,000円(税込880,000円)