E 銀平脱禽獣紋鏡(唐代)

E 銀平脱禽獣紋鏡(唐代)

径22.5�僉8�5�弌�重838.8g。

「平脱」は漆地に金や銀の薄板を貼る装飾技法です。唐時代に大流行しました。
日本にも奈良時代に伝わり「平文」と呼ばれ、正倉院にこの技法の調度品があります。

元は緑漆で地が彩られていましたが、1300年土中する内に、錆と混和してしまいました。然し、それが緑漆だった事は、その間からのぞく鏡背の金属面が、永い間漆の膜で守られていた為、今でも銀白の輝きを残している事で判ります。

貼られた銀版は、切り絵細工の様に巧みに切り抜いて組み合わせてあります。
文様は天馬と虎が駆け、鳳凰一対が舞う姿をまるで動き出すかの様に躍動的に描いています。

驚くべきことに羽毛や毛皮まで、非常に丁寧に細密に毛彫りされています。
その禽獣の周りを鏡背一杯覆い尽くす様に、細部まで手抜きなく唐草紋が貼られています。

正に盛唐を代表する「宝飾背鏡」の1つと言えましょう。
西安東郊出土品。

桐箱入り。
2,780,000円(税込3,058,000円)