縦6.5�兪宛紂�左右3.5�兪宛紂６�65.3%。銀34.7%。重さ13g(公定値)。
背面の「文」の刻印が「楷書(真書)」に近いので、次に発行される文政小判の「文」が草書体なのに対比して「真文小判」と呼びます。
《救いの神になった小判》
正徳4(1714)年から元文元(1736)年まで、新井白石の建言に始まった貨幣の政策は、貨幣の供給が激減して、物価は下がり、国民は困窮しました。
元文元(1736)年に発行された元文小判は、それまでの享保小判に比べて金の含有量が約半分に減りましたが、「享保小判と同価で流通させよ」と指示されました。
つまり人々の手元のお金が倍に増えたのです。
こうして22年間も続いたひどいデフレは終わりました。
享保小判と元文小判とを比べると、元文小判はひとまわり小さくなり「紫磨金」と呼ばれる純金色から、少し白っぽく変化しています。
けれど人々にとって「元文小判」は救いの神でしたから、82年間も使われました。
《小判の履歴書になった両替商の刻印》
元文小判は長命な小判だったので、扱った両替商が貨面に真正品だと認めた小さな刻印が数カ所打たれたものが有ります。
小判に限っては、両替商の刻印は傷扱いされず、履歴書の様に扱われます。
2022年12月7日の新聞広告には49万5000円で出ています。
プラケース入り。
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