1220 南宋番銭完全セット(12〜13世紀)全87種完集。残りわずか。写真現品は売却済みです。きちんとした真正品をご送品しますので、ご安心下さい。

1220 南宋番銭完全セット(12〜13世紀)全87種完集。残りわずか。写真現品は売却済みです。きちんとした真正品をご送品しますので、ご安心下さい。

北宋は経済大国でした。
その銅銭は東亜全域に流通し、わが国の平氏政権も宋銭を輸入し、国内に流通させた事にで、富力を誇りました。

ところが南宋になると、余りに大量の銭を流出させてしまった為、銭不足(銭荒)が起こりました。

そこで宋は高額面の銭を発行しました。
これを収集界では折二銭(二文銭)と呼びます。

この折二銭には背面に発行の年号を鋳出した物が有ります。
これを「南宋番銭」と呼び、この番号付きの銅銭全部を収集する事が、昔から行なわれました。

わが国では折二銭を輸入しなかったから、これを集めるのは至難の業で、銭一枚に何両も払った話が残っています。今なら何十万円です。

明治以降も清国やわが国の収集家で狂気の様に追う人が居て、丁福保が1940年代に出した「歴代古銭図説」を見ると、普通の番銭でも2元(大体現地の2万円)位しているのが有ります。

端平元宝には1文銭しか存在しませんが、他の銭は大体2文銭が有って、全部で87種類有ります。

その内、開嬉通宝の三、嘉定通宝の五、大宋元宝の元、紹定通宝の四、嘉熙通宝の二、淳祐元宝の五・七・十一・十二、皇宋通宝の二、咸淳元宝の四・五・六は珍しくて、皆これの収集で「お手上げ」になります。

この87枚を集めたアルバムは、中国のCさんが60年位かけて収集したのを買い取ったので、アルバムは古びていますが、銭は皆真正品です。

多分、古銭収集家の激増した今の中国では、誰も完集できないでしょう。
今の中国では大型銭に人気が集中し、Cさんの様な地道な収集家は多分出ないから、この貴重な文化財は日本に残すべきだと信じています。

1980年頃の中国は物価が安かったから、Cさんから買った時は大喜びでしたが、今これをこの値で売ると、彼は残念がる?
290,000円(税込319,000円)