エ2 仙人神獣図の加彩灰陶壺(前漢)

エ2 仙人神獣図の加彩灰陶壺(前漢)

湖北省(大国・楚の領地)出土。

素焼きの壺の表面に、白土を塗り、その上に加彩した作。
朱と白で雲気紋と馬に乗り駆ける赤衣の仙人や矛を持ち浮遊する龍人、走る神獣の姿を躍動的に描いてあります。

同様の文様は、馬王堆漢墓や楚国出土の漆器にも見られ、この時代大流行した神仙思想が色濃く影響しています。
不老不死の仙人となり、理想的な世界へと昇り、永遠の生命を得ることを強く願った、当時の人々の死生観が伺えます。

又、龍は死者の魂を天界や神々の住む崑崙山へと運ぶ聖獣でした。
まるで流る雲と雲の合間を、仙人や龍が浮遊し、駆ける姿を描いた幻想的な絵付で、絵画としても素晴らしい名品。

桐箱付き。
290,000円(税込319,000円)