オ1 銀象眼流鼎(戦国時代)

オ1 銀象眼流鼎(戦国時代)

高19.3�僉�左右21.8�僉１�行21.1�僉�重2150g。

流鼎は、鼎に注口の付いた珍しい器型で、神前に供えるスープを納めた器です。
遺例は無紋の作でも少なく、本品の様な象眼が施された品は、更に稀少です。

本品と同型の少し小さい(高16.5�僉�写真５)品が、一級文物(国宝)に指定され、洛陽市博物館に収蔵されています。クリーニングされています。

本品も1970年代に上記の品と同じ河南省小屯で出土した物だと伝えられ、1980年代初めに河南省文物工作隊(当時)の筋から求めました。

本品は極めて薄い器体に幅広い銀板を埋めており、非常に困難な技術を駆使した、古代芸術の所産です。

捲雲四弁紋と言う捲雲を、まるで花の様に象眼しています。
捲雲とは巻雲のことで、古代から中国で吉祥の象徴として使われます。

2006年10月5日マカオの崇源国際オークションに、高21.7�僂龍盒箴欖磴療い�出品され、8000万円余りで落札されました。
手数料等を含めると１億円位になります。

戦国時代の象眼は古くから欧米でも評価が高く、出る処に出るとそうした価値のある、格式高いものです。

桐箱付き。
1,800,000円(税込1,980,000円)