直径12.8�僉�重さ47.6g。
中心に赤珊瑚の聖天を嵌め、周りを金の板で飾っています。
聖天の背は仏法を守る蛇(竜王)を囲み、左右に大きく鳳凰や瑞花瑞草を打ち出しています。
非常に迫力有る高肉彫りです。
背面には掛仏だった事を示す２つの大きな金環が付いています。
本品は1950年の中共軍侵入時に北インドへ持ち出した後、髪飾りにされた為、銀製らしい大きなピンが付いています。
このまま再び掛仏に出来ます。
聖天(歓喜天)は富貴と徐障の神で、密教の大法を立てて修法の開始に当たって行う聖天供に祀りますが、一般に徐障と富貴とを願う時に庶民が御利益を願って拝みます。
極めて強い法力を持ち、2体が抱き合う姿でも表されるのは、十一面観音が聖天に法力を制御する為に妃に成ったとされます。
桐箱入り。
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