高さ5�僉�最長部6.5�僉８�径5.2�僉�重さ40g。
黒陶は燻し焼きをして黒く仕上げた後、更に表面を研磨して純黒に仕上げた太古の高級土器です。
支那文明では新石器時代の竜山文化期が最盛期で、山東省から南北に伸びる広い地域で栄えました。
様々の土器の中でも黒陶は製作にとても手間がかかるので、現存の物は殆ど祭器だと思われています。
本品程に小さな杯は作例が稀で、諸図録に殆ど例が有りません。
旧蔵者のM文学博士は水滴として収蔵していましたが、貴重さに気づいてから、専ら眺めて楽しんで居られました。
だから石化した泥土が付いたウブな状態です。
桐箱付き。
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