直径15.8�僉�斜縁。縁の厚さ0.6�僉�重さ505g。
一見すると地味な鏡です。
然し、実際は極めて珍しく、鋳造も秀れた物です。
縁は虎・竜・辟邪・鹿・兎・鳥・魚などを影絵式に巡らしています。
図は流れる雲の様にデザインされて神秘的です。
主紋は坐って手を挙げ歌舞する神仙で、これは目鼻まで鋳出した精密鋳造です。
６つの乳紋の間に各１体の神仙が袖を翻して身を揺すり、楽し気に謳っています。
手にカスタネット状の楽器を持つ神もいます。
主には大きな翼を生やした神・広袖の神の２通りが描かれていますが、中でも目を惹くのは、アクロバットをしている痩身の人が描いてある事で、これは漢代の曲芸師です。
神仙は稀に見る生命力を見せ、漫画の淵源と言えましょう。
神仙の外周に銘帯が有り、「力尹」という人が造った鏡だと判ります。
地金は白色の青銅ですが、酸化して黄変した部分が有ります。
大特価品。
桐箱付き。
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