009 白釉刻花の鉢(北宋)

009 白釉刻花の鉢(北宋)

高さ7.2�僉８�径19.5�僉�重さ384.8g。

淡緑を帯びた白釉の肌に大きく蓮の花をデフォルメしたものを、伸び伸びとした刻線で見込いっぱいに描いた、すばらしい作です。

見込中央に菜種型の目跡が６つ有ります。
これは同じ物を重ねて焼いた跡です。

磁州窯は河北省の彭城鎮を中心に堅牢な白磁を産し一世を風靡しました。
元代以後は全て石炭を燃料にしたので、肌が象牙色を帯びますが、北宋期の物の内、薪を用いた物は、本品の様に淡い緑色を帯び珍重されます。

桐箱付き。

450,000円(税込495,000円)