高さ8.7�僉８�径14.3�僉�重さ379.7g。
縁の黒漆の繕いが雰囲気を深めています。
井戸茶碗は李朝の15〜16世紀に焼かれた民器ですが、日本の茶道で王者の地位を占めて来ました。
韓国ではその再興に取り組み、第二次大戦後に再現に成功したと言います。
その頃の作品が日本人に歓迎され、百万二百万という高値が付きました。
本品はその頃の作との事で、高価に入手したものだそうです。
箱書き「銘 さざれ石／貫入のさま石垣の如く見えたれば／いしがきの高きも／もとはさざれ石／重ね行くこそ／かひ(甲斐)はあるらめ／此主詠」
本品は再現が困難とされた「かいらぎ」も見事に再現され、胴の立ち上がりも気品の有る名品と思います。
仕覆付き。
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